覚えておくと便利な計算式
算数という科目は基本的に暗記を必要としません.しかし,その中でも覚えておかないといけない知識として本サイトでは単位換算を紹介しています.ただ,算数には『よく出てくる計算』というものが存在します.
ここで紹介する計算は必ずしも覚えておく必要はありませんが,覚えておけば計算が早くなる,計算間違いが減るという利点がありますので,覚えてみるのも良いでしょう.
※ただし,覚えるなら徹底的に覚えてください.もし間違って覚えてしまうと,とんでもない計算間違いをしてしまう原因となります.
2数のかけ算
覚えておくと便利な計算の代表は『同じ数同士のかけ算』です.要するに次のような計算です.
・11×11=121
・12×12=144
・13×13=169
・14×14=196
・15×15=225
16×16以降も覚えておくに越したことはありませんが,キリがないので,ここでは15×15くらいまでにしておきます.これらの計算はよく出てくるので,すでに覚えてしまっている子も多いかもしれません.
3.14の計算
もうひとつ,計算を覚えておくと便利なのは『3.14』の計算です.平面図形の分野ではよく円(または扇型)の面積を求めます.このとき『半径×半径×3.14』の計算をすることになりますが,これをいちいち筆算するのは時間がかかります.
そこで,次のような代表的な半径の場合の計算は覚えてしまったほうが計算が早くなります.
・2×2×3.14=12.56
・3×3×3.14=28.26
・4×4×3.14=50.24
・5×5×3.14=78.5
このような3.14を含む計算を九九になぞらえて『3.14の段』として9×9×3.14まで習っている(覚えさせられている)子もいるかもしれませんが,ここでは比較的出現頻度の高い2~5までを紹介しました.
小数と分数
次に覚えておくと便利なのは,小数と分数の変換です.小数のままだと計算しにくいので分数に直して計算を進めるということはよくあります.
小数と分数の変換で覚えておきたいのは次の通りです.
赤字で示している逆数の変換は必須知識です.その他の分子が1でない分数の変換もできるだけ覚えておきたいところです.